年代ごとに異なる歯科トラブルリスクと予防法・治療法を解説

      2025/04/20

宇都宮市(雀宮、上三川町)のこうだい歯科で年代ごとに異なる歯科トラブルリスクについての解説

こんにちは。宇都宮市(雀宮、上三川町)のこうだい歯科です。

歯や口の健康は、それぞれの年代によって異なる課題やリスクを抱えています。
赤ちゃんの時期から老年期に至るまで、起こりやすい歯科トラブルの種類やリスクの度合いは異なり、それぞれに合わせた対策をとる必要があります。
そこで今回は、各年代での歯科トラブルの特徴や、それに対する予防法や治療法について解説します。

 

妊娠中のよくある歯科トラブル

宇都宮市(雀宮、上三川町)のこうだい歯科で年代別の歯科トラブルリスクと予防法・治療法を解説

妊娠中のホルモンバランスの変化は、特に歯周組織に影響を与えます。
妊娠に伴い、エストロゲンとプロゲステロンという名のホルモンが増加し、歯ぐきの血流が活発になることがその理由です。
血流が増加し代謝が活発になることで、歯ぐきが歯垢などの刺激を受けやすくなり、炎症が起こりやすい状態になってしまいます。このようなホルモンバランスの変化が原因で妊娠中に起こりやすくなる歯周炎を、「妊娠性歯周炎」といいます。

妊娠性歯周炎は、通常の歯周病と同様に、歯ぐきの腫れや出血、口臭などが症状として現れます。
異なる点としては、妊娠中の歯周病が早産や低体重児のリスクを高める可能性があること、おなかの中の子どもに歯周病が感染する可能性が指摘されていることです。

予防としては、妊娠前から歯科検診を受け、口内環境を整えておくことが大切です。
妊娠中も定期的に歯科医院を訪れ、クリーニングや検査を受けておくようにしましょう。また、妊娠中はつわりなどのために歯磨きなどのオーラルケアが難しくなる場合があります。
そのような際は、歯磨き粉を変えてみる、歯磨きが難しい場合にもうがいだけはするといった工夫をしてみてください。

 

乳幼児期のよくある歯科トラブル

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歯が生え始める時期である乳幼児期は、乳歯が虫歯になりやすい点に注意が必要です。
これは、乳歯のエナメル質が薄くやわらかいためであり、一度虫歯になると重症化しやすいというリスクも持っています。
乳歯はいずれ永久歯に生え変わりますが、乳歯の頃の虫歯や、虫歯による歯の喪失は、永久歯の健康や歯並びにも影響する恐れがありますので、乳歯の頃から虫歯予防に努めていきましょう。

乳歯の虫歯は、日々のブラッシングに加えて、フッ素塗布やシーラント処置といった歯科医院での処置を取り入れることで予防しやすくなります。
フッ素は歯の再石灰化を促進する作用があり、シーラント処置では奥歯の溝を樹脂で埋めることで、食べ物の残りが口の中にとどまるのを防ぎやすくすることができます。

 

少年期のよくある歯科トラブル

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少年期は、永久歯が生え揃い、大人と同様の口内環境へと移行する時期です。
この時期には虫歯、かみ合わせの崩れ、外傷などのリスクが高まります。

虫歯については、学校生活という新しい環境に身を置くことでのストレスや、食生活の変化が影響することがあります。
小学校にあがったことで親御さんによる仕上げ磨きの回数が減る傾向があるため、お子さん自身がしっかりと歯磨き習慣を身に着けることが重要です。
かみ合わせや歯並びの問題は矯正治療が必要になることが多いですが、早期に発見することで悪化を食い止められたり、別の方法で対処できたりする可能性もあります。

さらに、野外活動やスポーツでの外傷リスクにも注意が必要です。
可能であれば、スポーツ用マウスガードを使用することで、歯やあごの損傷を守るようにしましょう。

 

思春期のよくある歯科トラブル

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小学校高学年から高校生くらいまでの年代を指す思春期には、多くのお子さんが自分でデンタルケアを行うようになります。
仕上げ磨きや歯磨き後のチェックが行われなくなるため、正しいブラッシング方法を身に着けることが重要です。必要に応じて歯科医院でブラッシング指導を受けるなどして、磨き残しのない歯磨き方法を覚えるようにしましょう。

また、思春期の後期から成人初期にかけては、親知らずが生えてきます。
多くの場合において親知らずは、生えるスペースが十分になく、痛みや感染の原因となってしまいます。
歯ぐきに半分埋まっていたり、斜めに生えていたりすることで汚れが蓄積しやすいというリスクもあるため、気づいた段階で歯科医師に相談して対処するようにしましょう。

 

成人期のよくある歯科トラブル

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成人期には忙しいライフスタイルやストレスが、虫歯や歯周病を引き起こす要因となります。
虫歯は、初期段階では自覚症状が少なく、放置されがちです。定期的に検診やクリーニングを受けておくことで、予防と早期発見に努めましょう。
歯周病については、虫歯以上に症状に気付きにくいため、よりこまめなケアが求められます。
忙しい場合でも就寝前は丁寧に歯を磨く、歯磨きの前にフロスをするといった習慣を身に着け、口内を清潔に保ちましょう。

 

壮年期のよくある歯科トラブル

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壮年期は、歯周病や歯の黄ばみが目立ち始める時期です。唾液の分泌量が減ることで、虫歯のリスクも高くなります。
この時期の歯周病は、歯周組織の破壊が進行し、歯が抜け落ちる危険性がそれまでの年代以上に高くなります。
歯ぐきの後退や腫れ、出血などの症状が見られる時は、早急に歯科医院を受診しましょう。
また、そのような症状がない場合も、少なくとも3カ月に一度は歯石取りを受けるようにしましょう。
黄ばみについては、年齢とともに歯のエナメル質が薄くなり、内部の象牙質が透けて見えることで起こります。ホワイトニングの施術や、日常の食事や生活習慣に気を配ることで、ある程度は改善が可能です。

 

老年期のよくある歯科トラブル

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老年期になると、唾液の減少や口腔内の全体的な健康維持能力の低下により、虫歯と歯周病ができやすくなります。
そのため、この時期は特に定期検診が重要です。
口腔トラブルを自覚しているか否かに関わらず、1、2カ月に一度の頻度で歯科検診を受けるようにしましょう。
また、体調や足腰の不自由さなどが原因で歯科医院への定期的な通院が難しい場合には、訪問診療の利用も検討してみてください。

 

まとめ

宇都宮市(雀宮、上三川町)のこうだい歯科で中心結節について

健康的な口内環境を維持するためには、年代ごとのリスクに応じたケアが必要です。
各年代の特性を理解し、定期的なチェックと予防をしっかりと行うことで、虫歯や歯周病のない口内環境を守っていきましょう。

 



こうだい歯科:https://koudai-shika.com/

〒321-0118 宇都宮市中島町673-1
電話:028-680-6636

交通アクセス
宇都宮インターパークより徒歩5分

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