薬剤性ドライマウスとは?症状や治療法を解説

      2026/01/20

宇都宮市(雀宮、上三川町)のこうだい歯科で薬剤性ドライマウスについて解説

こんにちは。宇都宮市(雀宮、上三川町)のこうだい歯科です。

口の中が乾いて話しづらい、食べ物が飲み込みにくいといった症状に悩む方は少なくありません。
こうしたドライマウスの症状は、加齢や生活習慣に加え、服用している薬が原因となることもあります。
薬が原因で起こる薬剤性ドライマウスは、そのほかのドライマウスと同様に、虫歯や歯周病、口臭、食事のしづらさなど、日常生活にさまざまな影響を及ぼします。
今回は、薬剤性ドライマウスの症状や治療法について解説します。

 

ドライマウスとは

宇都宮市(雀宮、上三川町)のこうだい歯科で薬剤性ドライマウスについて解説

ドライマウスは「口腔乾燥症」とも呼ばれ、唾液の分泌が減ることで口の中が乾燥する病気です。
加齢やストレス、薬の副作用など原因はさまざまで、特に女性に多いといわれています。
唾液は、健康な成人では1日約1.5リットルも分泌され、口内の洗浄や抗菌、食べ物の分解、歯の再石灰化など多くの役割を担っています。
そのため唾液が減ると口内環境の乱れなど、さまざまな不調が生じます。
主な症状には、口のねばつき、話しにくさ、食べ物の飲み込みにくさ、味覚の変化、口臭の悪化などがあり、進行すると虫歯や歯周病、口腔カンジダ症などの感染症のリスクが増加します。

 

薬剤性ドライマウスとは

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抗うつ薬や抗不安薬、抗ヒスタミン薬、降圧薬、利尿薬など、多くの薬には唾液の分泌を抑える副作用があります。
そのため、特に複数の薬を同時に服用している場合、ドライマウスが起こりやすくなります。
高齢の方は複数の薬を併用していることが多いため、重いドライマウスを起こしやすい傾向があります。
薬剤性ドライマウスの特徴は、服薬を始めた時期と症状の出現が重なりやすいことです。
また薬の量が増えるほど、症状が強くなる傾向もあります。しかし、こうした変化を副作用とは思わず、加齢のせいだと考えて我慢してしまう方も少なくありません。

 

薬によってドライマウスになる理由

薬によって口の中が乾くのは、唾液の出る仕組みに影響があるためです。
唾液は自律神経という神経の働きで調整されており、リラックスしているときに働く副交感神経が活発だと唾液は出やすく、緊張しているときに働く交感神経が優位だと分泌は抑えられます。
一部の薬には、この神経の働きを妨げる作用があり、その結果として唾液が出にくくなり、口が乾くようになります。
また、薬によっては唾液の量は変わらなくても、粘り気や成分が変わることもあります。

 

薬剤性ドライマウスの治療法

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薬が原因でドライマウスが起きている場合は、薬剤師や医師、歯科医師に相談することが大切です。
状況によっては、服用している薬の量を減らしたり、別の薬に変更したりすることで対処できます。
ただし、持病の治療に必要な薬では中止や変更が難しい場合も少なくありません。
その際は、歯科医院で行う一般的なドライマウスの治療で対応します。

歯科医院で行う一般的なドライマウスの治療としては、口腔保湿ジェルやスプレーの処方などがあります。
ジェルタイプは就寝前、液体やスプレータイプは日中の使用に適しています。
これらを活用することで、口の中の乾燥感を和らげます。

 

そのほかのドライマウスの原因

加齢

年齢を重ねると、唾液腺の細胞が減少したり機能が低下したりして、唾液の分泌は徐々に減少します。
加齢による唾液分泌の低下は避けられませんが、生活習慣の工夫やケアによって、残っている唾液腺の働きを維持し、症状を和らげることは可能です。
定期的に歯科検診を受け、口腔内の健康を管理することが、高齢期の口腔機能を守るうえで重要です。

 

生活習慣

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口呼吸や喫煙、過度な飲酒、長時間の会話、ストレス、脱水などは、口の乾きの原因になります。
特に夏の屋外活動や冬の暖房使用時は乾燥しやすいため注意が必要です。
また、口呼吸は睡眠中に行われると起床時の乾燥感や口臭につながります。
そのほか、喫煙やアルコールも唾液の分泌量低下を引き起こします。

 

ストレス・緊張

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ストレスを感じると交感神経が優位になり、副交感神経の働きが抑えられます。
唾液の分泌は主に副交感神経によって調整されているため、ストレス下では唾液が減り、口の乾きが強くなります。
この反応は生理的なものですが、慢性的にストレスが続くと口内の乾燥も長く続くことがあります。

 

シェーグレン症候群

シェーグレン症候群は、涙や唾液を作る臓器に炎症を起こす自己免疫疾患です。
乾燥症状が主な「原発性」と、関節リウマチなどの膠原病に合併して現れる「続発性」に分けられます。
どちらの場合も、唾液腺や涙腺に慢性的な炎症が起こり、腺組織が徐々に破壊されます。
その結果、唾液や涙の分泌が減少し、重い乾燥症状が現れます。

 

ドライマウスの対処法

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ドライマウスの対処法の基本は、生活習慣の改善です。
食事の前後や起床時、就寝前などに、こまめに水分補給をするようにしましょう。
糖分入りの飲み物は虫歯の原因になるため、水や無糖のお茶が適しています。
唾液の分泌を促すために、無糖のガムや酸味のある食品で味覚を刺激したり、唾液腺マッサージやよくかんで食事をしたりすることも大切です。
また、日頃のオーラルケアや定期的な歯科検診も欠かさないようにしましょう。

 

ドライマウスの治療法

ドライマウスは原因によって治療法が異なります。
脱水や糖尿病、貧血などの全身性の病気が原因の場合は、まず原疾患の治療が優先されます。
神経性や薬物性の場合は、ストレスの軽減に取り組んだり、服薬の調整を医師に相談したりすることが大切です。
シェーグレン症候群や加齢による唾液腺の変化には根本的な治療法はありませんが、早めに対処することで残っている唾液腺の働きを活かすことができます。

治療の選択肢には、唾液分泌を促す薬や漢方薬などがあります。
唾液分泌促進薬は唾液腺に直接作用しますが、発汗や頻尿、下痢などの副作用があるため、医師と相談のうえで使用します。
漢方薬に関しても、体質や症状に応じて選ぶようにしましょう。

 

まとめ

薬剤性ドライマウスは、服用している薬の影響で口の乾きや不快感が起きる状態です。
薬の種類や量、複数薬の併用などが症状の強さに関係します。
治療では、まず医師や薬剤師に相談し、必要に応じて薬の調整を行います。
薬の変更が難しい場合は、人工唾液や口腔保湿剤、唾液分泌促進薬を使った対症療法や生活習慣の改善が必要になります。

 



こうだい歯科:https://koudai-shika.com/

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