子どもの仕上げ磨きは何歳まで必要?やめるタイミングと注意点を解説
2025/12/20
こんにちは。宇都宮市(雀宮、上三川町)のこうだい歯科です。
乳歯から永久歯への生え変わりの時期や、歯並びがまだ完成していない小学生の間は、磨き残しが増えやすく、虫歯の原因となる歯垢をきちんと除去するためには大人の仕上げ磨きが重要です。
しかし、お子さんの仕上げ磨きをしている保護者の方の中には、「何歳まで仕上げ磨きを続ければいいんだろう?」「そろそろやめてもいいかな?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、仕上げ磨きの目的や続けるべき年齢の目安、年齢ごとの対応のコツ、仕上げ磨きを卒業したあとのケアの注意点などを解説します。
仕上げ磨きの目的
仕上げ磨きとは、子どもが自分で十分に歯を磨けない時期に行う、補助的なケアのことです。
保護者の方が口内の汚れを確認し、取り除くことで、子どもの口内を清潔かつ健康に保つことを目的としています。
また、仕上げ磨きを通じて子どもが歯磨きの大切さを学び、自分で正しく磨けるようになるための土台づくりとしての意味合いもあります。
仕上げ磨きが必要な理由
仕上げ磨きを行う最大の理由は、子どもだけではきれいに歯を磨くのが難しいためです。
特に年齢が低いうちは歯ブラシの扱いが難しく、隅々まできれいに磨くことができません。
歯垢や歯石が溜まり、虫歯や歯周病のリスクが増加しやすいため、そういった口内トラブルのリスクを軽減するために、仕上げ磨きが行われます。
また、仕上げ磨きをすることで、歯の生え変わりや虫歯、歯肉の腫れ、小さな傷などの成長・異変に保護者がいち早く気づけるというメリットもあります。
歯並びの乱れやかみ合わせの癖なども、日々のケアを通じて見つけやすくなります。
仕上げ磨きを続ける期間
仕上げ磨きは、12歳ごろまで続けるのが望ましいとされています。
これは、乳歯や生えたばかりの永久歯の歯質は成熟しておらず、虫歯の原因となる酸に対する抵抗力が弱いためです。
すべての永久歯が生えそろうのは12歳前後のため、少なくとも小学校高学年までは、保護者の方が日々のケアを見守り、サポートしてあげることで口内を健康に保ちやすくなります。
お子さんの中には、小学校低学年などの早い段階で「自分で磨く」と伝えてくる子もいるかもしれません。
そのようなときには、生え変わりの仕組みや、虫歯になりやすい理由を、やさしくわかりやすく伝えてあげるようにしましょう。
年齢別仕上げ磨きのコツ
乳児期
乳児期は、食後や就寝前に、清潔なガーゼや歯磨き用のシートを使って、歯の表面をやさしく拭うようにしましょう。
口の中を清潔に保つだけでなく、赤ちゃんが口の中に触れられることに慣れるための時間にもなります。
歯ブラシを使い始めるタイミングは、上下の前歯がそろったころです。
毛先がやわらかく、ヘッドの小さい乳児用の歯ブラシを使い、なでるようにやさしく磨いてください。
また、磨く時間は1分以内を目安にし、機嫌のよい時間帯に行うと、仕上げ磨きの習慣がスムーズにつきます。
幼児期
1歳半を過ぎると、奥歯が生え始め、食事内容もバリエーションが豊かになることで、虫歯のリスクが高まります。
この時期には、歯ブラシによる仕上げ磨きを本格的にスタートさせましょう。
子どもを寝かせた状態で磨くことで、口の中が見えやすくなります。
また、仕上げ磨きを嫌がる子も多いため、磨く前に「終わったら好きな絵本を読もうね」と声かけをしたり、好きな音楽をかけたりするなど、楽しい雰囲気をつくる工夫もしてみてください。
この時期に歯磨きの習慣を身につけておくことが、将来の虫歯予防につながります。
学童期
学童期は、乳歯と永久歯が混在する時期です。
奥歯や歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目は汚れが残りやすいため、重点的に磨くようにしましょう。
高学年になると仕上げ磨きを嫌がるお子さんも増えますが、生え始めの永久歯や歯の内側だけでも、部分的にチェックや仕上げ磨きを続けることが大切です。
また、仕上げ磨きをしていても磨き残しは残るため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも欠かせません。
仕上げ磨きのポイント
仕上げ磨き用の歯ブラシを用意する
仕上げ磨きをする際は、子ども用の歯ブラシではなく、保護者の方が持ちやすく、細かい部分まで磨きやすい歯ブラシを選ぶようにしましょう。
寝かせた状態で磨く
お子さんを寝かせることで頭が固定され、口の中が見やすくなるため、細かい部分まで丁寧に磨けます。
また、就寝中は唾液の分泌が減少し、細菌や汚れが洗い流されにくくなって虫歯ができやすい環境になります。
少なくとも就寝前には、寝かせた状態での仕上げ磨きで歯垢をしっかり取り除くようにしましょう。
寝かせ磨きに慣れさせておくことで、歯科医院での治療やクリーニングがスムーズに進みやすくなるというメリットもあります。
仕上げ磨き卒業後のケア
時々チェックをする
お子さんが一人で歯磨きをできるようになっても、細かい部分に関しては清掃が不十分なことがあります。
特に奥歯や歯間、歯と歯ぐきの境目は磨き残しやすい場所のため、定期的にお口の中をチェックして、必要に応じて磨き方のアドバイスをしてあげましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを使う
歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを落とすことが難しいため、デンタルフロスや歯間ブラシも使用しましょう。
特に永久歯が生え始める学童期以降は、歯間のケアが虫歯予防のために重要です。
歯科検診を受ける
定期的に歯科検診を受けることは、口内の健康維持に欠かせません。
歯科医師によるチェックで虫歯や歯周病の早期発見が可能となり、必要な治療を早めに受けられます。
また、定期的なフッ素塗布は歯質を強化し、虫歯予防に役立ちます。
将来の口内トラブルを防ぐ意味でも、定期的な受診を習慣づけるようにしましょう。
まとめ
子どもの仕上げ磨きは、乳歯から永久歯に生え変わるまでの大切なケアです。
小学校中学年になると「もう仕上げ磨きは要らないかな?」と思うことも多くなるかもしれませんが、小学校高学年まではできる限り仕上げ磨きをするようにしましょう。
その際は、年齢に応じて磨き方や時間、体勢を工夫することが、ストレスなく続けることにつながります。
また、仕上げ磨きを卒業した後も、時々チェックを行って、健康な口内環境維持をサポートしましょう。

