子どもの口臭の原因とは?口臭の予防法や対処法も解説
2025/01/20

こんにちは。宇都宮市(雀宮、上三川町)のこうだい歯科です。
「子どもの口臭が強くなった気がする」
「子どもの口がいつもよりくさい」
そのように心配になったことはないでしょうか。
口臭は単なるにおいの問題にとどまらず、口腔内や全身の健康状態のサインである場合があります。子どもの口臭の主な原因や対処法、予防策について解説します。
子どもの口臭の原因
デンタルケアが足りていない

口臭の代表的な原因の一つは、デンタルケアの不足です。
特に幼い子どもは、一人で歯を細部まで磨くことが難しく、口臭や虫歯発生のリスクが高い状態にあります。
歯垢が硬化して歯石になった場合は、通常の歯磨きでは取り除くことができず、さらなる菌の繁殖を招いてしまうため、定期的な歯科医院でのケアも重要です。
口呼吸になっている

無意識のうちに口呼吸になっているお子さんは多く、口呼吸によって口内が乾燥し、それによって口臭が悪化している可能性があります。
乾燥すると唾液が担っている細菌を洗い流す役割が低下し、細菌が増殖しやすくなるためです。
特に睡眠中に口呼吸をしているお子さんは、朝起きたときに強い口臭を感じることが多いという特徴があります。
鼻炎やアレルギーがある
鼻詰まりを伴う鼻炎やアレルギーは、口臭の間接的な原因となることがあります。
これらの症状を持つお子さんは、鼻での呼吸がしづらくなり、自然と口呼吸が増えます。
また、鼻や喉の奥に蓄積される粘液が細菌の繁殖を助けることがあり、これも独特の臭いを生む要因になります。
これらの症状を放置すると、口腔内の健康に影響を与える可能性があるため、耳鼻咽喉科などを受診し対処する必要があります。
虫歯や歯周病ができている

虫歯や歯周病が口臭を引き起こしていることもあります。
虫歯は、歯のエナメル質や象牙質が菌によって侵食され、その腐敗の過程で臭気を発生させます。
歯周病は歯ぐきに炎症を起こし、進行することで歯槽骨に影響を及ぼし、出血や膿を生じさせることがあります。
口臭が発生している状態は虫歯や歯周病がある程度進行している状態のため、早期に治療を受けることが大切です。
治療が後回しになると、口臭だけでなく、歯の損失などのさらなる健康問題を引き起こす可能性があります。
ストレスで口の中が乾燥している
ストレスにより自律神経のバランスが崩れると、唾液の分泌が抑制されて口内が乾燥することで、細菌が増殖しやすくなり、口臭が悪化する可能性があります。
口臭だけでなく、全身の健康改善、心理的な負担の軽減のためにもお子さんのストレスに気を配ることが大切です。
腸内環境が悪化している

お子さんに限ったことではありませんが、腸内環境の悪化は口臭の原因となります。
食生活の偏りや消化不良により、腸内の悪玉菌が増殖し、これが体内で生成される有害物質を増やし、口臭の一因となるためです。
お子さんの食生活を見直し、腸内環境を整えることは、口臭予防とともに全身の健康促進にもつながります。
子どもの口臭の対処法
歯磨きやうがいをする

デンタルケアの基本は、正しい歯磨きです。
お子さんが小さいうちは、親御さんが仕上げ磨きや歯磨き後のチェックをしたり、フッ素入りの歯磨き粉を使用したりすることを心がけましょう。
また、デンタルフロスなどを使って、歯と歯の間に残った汚れを取り除くことも口臭予防につながります。
歯科医院でクリーニングを受ける

歯科医院のクリーニングでは、歯磨きやフロスでは落としきれない歯垢や歯石を取り除くことができます。
定期的にクリーニングを受けることで、口腔内の清潔を保ちましょう。
虫歯・歯周病治療を受ける
もし虫歯や歯周病が口臭の原因だと考えられる場合には、早急に治療を受けましょう。
また、治療後も口腔内のケアを続けることで、再発予防に努めましょう。
口呼吸を改善する
口呼吸が習慣化している場合、その改善が口臭対策につながります。
鼻詰まりなどが原因で口呼吸になっている場合には、耳鼻咽喉科で診察を受け、必要に応じて鼻炎やアレルギーの治療を行うことで、口呼吸を改善しやすくなります。
そうでない場合には、歯科医院で口腔筋機能療法(MFT)を受けることが、口呼吸や舌を押し出す癖といった口に関連する悪癖の改善、口周りの筋力アップにつながります。
また、寝ている間に口が開かないようにするためのテープなど、専用の製品を使用する方法もあります。
耳鼻咽喉科や内科などで治療を受ける
口臭の原因が歯科以外のものであると考えられる場合には、関連する病院・クリニックを受診することが大切です。
鼻や喉の問題は耳鼻咽喉科で、腸内に関連する問題は内科で診察を受け、それぞれの症状に適した治療を受けましょう。
子どもの口臭の予防法
日々のデンタルケアを欠かさない

日常的なデンタルケアを習慣化することが、口臭予防の基本です。
お子さんが楽しく歯磨きできる環境をつくり、自発的にケアできるよう促しましょう。
例えば、歯磨きチェック表を用意したり、キャラクターものなどの子どもが好きなデザインの歯ブラシを使用したりすることで、歯磨きがより楽しくなるよう工夫してみてはいかがでしょうか。
毎日同じタイミングで歯磨きをすることで、デンタルケアの習慣をつけることも大切です。
定期的に歯科検診を受ける
定期的な歯科検診は、早期発見・早期治療のために欠かせません。
虫歯や歯周病の予防はもちろん、歯並びやかみ合わせの問題に早く気付くためにも、少なくとも半年に一度のペースで受診しましょう。
食生活を見直す

口臭予防には、バランスの取れた食生活が重要です。
特に砂糖の摂取量は虫歯リスクを高める要因となるため、できる限り減らすようにしましょう。
また、食事時間をしっかりと決め、だらだら食いを避けることも、細菌の繁殖を抑えるために大切です。
腸内環境を整えるためには、発酵食品や食物繊維の多い食品をとるようにしましょう。
まとめ

子どもの口臭はあらゆる原因によって引き起こされるものですが、口臭の原因を理解し、ご家庭でのデンタルケア、定期的な歯科検診、生活習慣の見直しなどを行うことによってほとんどの場合は改善が可能です。
もし、においがいつもと違う、いつもよりも強いと感じることがあり、歯磨きなどをしても変化が見られない場合には、できるだけ早めに歯科医院やクリニックに相談しましょう。