乳歯の「ピンク歯」はなぜ起こる?原因や治療法を解説

      2026/03/20

宇都宮市(雀宮、上三川町)のこうだい歯科で乳歯の「ピンク歯」はなぜ起こる?原因や治療法を解説

こんにちは。宇都宮市(雀宮、上三川町)のこうだい歯科です。

乳歯がピンク色になる現象は、主に外傷を受けた歯に見られます。
放置しても問題ない場合もありますが、感染や他の歯への影響が懸念される場合は、治療が必要になることもあります。
今回は、乳歯のピンク歯の原因やメカニズム、治療法や対処法について解説します。

 

ピンク歯とは

ピンク歯とは、歯がピンク色や赤みを帯びた色に変色する現象です。
歯の一部だけが変色する場合もあれば、歯全体が変色する場合もあります。
表面的な着色汚れではなく、歯の内部で起きている反応によるもののため、歯磨きをしても色が落ちることはありません。
乳歯に多いのは、乳歯のほうが永久歯よりも象牙質が薄くて透過性が高いため、内部の変化が外から見えやすいことが原因です。

 

ピンク歯が起こるメカニズム

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歯は、外側から順に、エナメル質、象牙質、歯髄という三層構造になっています。
エナメル質は歯の表面を覆う硬い組織、象牙質はその内側の組織、歯髄は歯の中心にある神経や血管を含む組織です。
ピンク歯は、この歯髄に外傷などのダメージが加わることで発生します。

強い衝撃を受けた歯は、歯髄内の血管が損傷し、内出血が起こります。
この血液が歯髄腔に広がると、象牙質の内部で吸収が起こり、血管組織が象牙質の中に侵入します。
この血管組織に含まれる赤血球の色素が、薄いエナメル質や象牙質を通して外から見えることで、歯がピンク色に見えます。

 

ピンク歯が起こる主な原因

外傷

ピンク歯の代表的な原因は、外傷です。
転倒や衝突などで前歯に強い衝撃が加わると、歯髄が損傷し、ピンク歯が発生します。
ただし、外傷を受けた直後は、特に異常が見られないこともあります。
そのため、数週間から数か月後に、徐々に歯がピンク色に変色してきた際に、何が原因なのか覚えていないお子さんや保護者の方も少なくありません。

 

その他の原因

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虫歯が深く進行し、歯髄まで達した場合、歯髄に炎症が起こります。
この炎症が慢性化すると、内部吸収が起こり、ピンク歯になることがあります。
ただし、虫歯によるピンク歯は、外傷によるものほど一般的ではありません。

また、歯の内部に嚢胞や腫瘍ができた場合も、内部から圧力がかかることで内部吸収が引き起こされ、ピンク歯の原因となることがあります。
そのほか、何らかの理由で歯髄が壊死した場合にも、ピンク歯が発生することがあります。

 

ピンク歯の治療方法

経過観察

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ピンク歯を発見しても、すべてのケースで治療が必要というわけではありません。
例えば、変色が軽度で、レントゲン検査で内部吸収が見られない、または軽度の場合は、経過観察となることがほとんどです。
乳歯は、いずれ永久歯に生え変わるため、永久歯への生え変わりまで問題なく機能できると判断されれば、治療をせずに見守ることはめずらしくありません。

ただし、経過観察といっても放置するわけではありません。
定期的に変色の進行、内部吸収の進行、永久歯への影響などをチェックします。
また、経過観察中に、症状が悪化したり、新たな問題が生じたりした場合は、治療方針が変更となることもあります。

 

抜歯

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ピンク歯の状態によっては、抜歯が必要になることもあります。
例えば、内部吸収が高度に進行し、歯の構造が大きく損なわれている場合、歯が脆くなり、噛む力に耐えられなくなります。
このような状態は、歯が割れたり欠けたりするリスクが高く、機能的にも問題があるため、抜歯が選択されます。

また、内部吸収が進行して、歯の根の部分にまで及んでいる場合も、抜歯が検討されます。
感染や炎症が広がり、周囲の組織や永久歯に影響を及ぼす危険性がある場合も、抜歯が必要です。

 

治療後の注意点

定期検診を受ける

経過観察、抜歯、どちらの場合にも、その後の定期的な歯科検診は重要です。
永久歯への生え変わりが正常に進んでいるか、他の歯に問題がないか、噛み合わせに異常がないかなどを確認します。

 

抜歯後の注意点

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抜歯後は、患部に傷口を保護するための血餅という血の塊ができます。
この血餅を取らないように、強くうがいをしたり、舌や指で触ったり、硬いものを噛んだりしないようにしてください。
また、腫れがある場合には、冷たいタオルなどで冷やすことで軽減できる場合があります。

 

経過観察の場合の注意点

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経過観察の場合は、その歯で硬いものを噛まないようにお子さんに注意しておきましょう。
ピンク歯になっている歯は脆くなっている可能性があるため、過度な力がかると割れることがあります。
また、日常の歯磨きを丁寧に行い、虫歯や歯周病を予防することも大切です。

 

ピンク歯の予防策

ピンク歯の主な原因は外傷のため、予防の基本は外傷を防ぐことです。
外傷リスクを減らすために、まずはご家庭の環境を整えましょう。
床に物を置かない、階段に滑り止めをつける、家具の角にクッションをつけるなどの工夫で転倒や衝突を防ぎやすくなります。
家の外では、自転車に乗る際にはヘルメットを着用する、スポーツをする場合はマウスガードを使用するといった予防策が役立ちます。

 

他の歯の変色との違い

黒やグレー

外傷後の黒ずみやグレーへの変色は、歯髄が壊死したことを示しています。
血液の成分が歯の組織に沈着することで、徐々に黒っぽく変色します。

 

黄ばみや茶色

歯が茶色や黒っぽく変色している場合、虫歯が進行している可能性があります。
また、テトラサイクリンという抗生物質の影響で、歯が黄色や茶色、グレーに変色することもあります。
これは、歯の形成期にこの薬を服用した場合に起こります。

 

白い斑点

白い斑点やシミは、初期虫歯やエナメル質形成不全の可能性があります。
その他、フッ素症という過剰なフッ素摂取による変色の可能性もあります。

 

まとめ

宇都宮市(雀宮、上三川町)のこうだい歯科で乳歯の「ピンク歯」はなぜ起こる?原因や治療法を解説

乳歯のピンク歯は、主に外傷によって引き起こされる歯の変色です。
強い衝撃により歯髄が損傷し、内部吸収が起こることで、歯がピンク色に見えます。
治療方針は、症状の程度により異なります。
軽度で症状がない場合は経過観察をしながら永久歯への生え変わりを待つのが一般的ですが、内部吸収が進行している場合や、感染のリスクがある場合は、抜歯が必要になることもあります。

 



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